21世紀を揺るがすプーチンズですよ、プーとチンですよ。
そこにはあなた、大地を吹きわたる風のような可笑しさがあるぢゃありませんか。
私はこの二人に、ユーラシア大陸的な可笑しさを感じて仕方ないのぢゃ。
                  
―――――― しりあがり寿(漫画家)

初めてプーチンズのライブを見た時のことを、僕は今でも鮮明に覚えている。
えーと、、、確か、去年?いや一昨年?ぐらい?にどこだったかの野外?いや、ライブハウス?
いや、まてよそれより前にYOUTUBEで見たんだっけかな?
まぁなんだか詳しいことはぼんやりとしてよく思い出せないが、笑いすぎて次の日腹筋が痛くなって
「翌日の筋肉痛ならまだ若いな、ふふふ」と思ったことだけははっきりと覚えている。

アコースティックギターとテルミンによる心地よいボサノヴァ(時にHIPHOP)に乗せて、
繰り広げられる超現実的な可笑しな男女のやり取り。
そんなプーチンズのライブは、フランス映画のように愛らしく馬鹿馬鹿しく、時に切ない。
日々現実に追われて疲れたあなたに、プーチンズ。自信を持ってお勧めします!
(※効果には個人差があります)

―――――― 谷地村啓(アーバンギャルド)


ザ・プーチンズのお二人を見ているととても食欲が湧きます!いただきま~す

―――――― 佐藤全部(東京カランコロン/ちくわテイスティング協会)


この度は、ぷ道館公演おめでとう御座います。
昨年末プーチンズに出会ってからというもの、私はとても幸せです。
結婚もしましたし、ニューワイフはとても料理上手です。
ワインにも詳しいので毎日がとても充実しています。
優しくて、しかもとても巨乳なのです。
人生って素晴らしいですね、ぷ道館でお会い出来るのを楽しみにしています。

―――――― 金剛地武志


『今まで比較的、平静な心を維持してきた私。
こんな感情があったなんて・・・
「ザ・プーチンズ」に出会ってから私の心は揺さぶられるばかり。
もう ぷ道館まで熟睡できません。9年ぶりに恋に落ちました。』

―――――― kata kata 松永 武


いまや「もったいない」は、世界中の合い言葉らしいですが、
何がもったいないって、ザ・プーチンズのライブを見たことのないアナタ!
人生、もったいなさすぎますからっ!

―――――― 手紙社 北島勲


拝啓 川島さる太郎様。
風に舞う花吹雪が目に眩しく、行く春を惜しむ季節となりました。
その後お元気でいらっしゃいますでしょうか。先日、川島様からいただいた電子メールを
拝見いたしまして花弁を落としてしまった桜の木のように私は青ざめましたわ。
暫く舞台 には立たぬと、、、。どういたしましょう。先日拝見しました舞台で私の心は
すっかり貴方の元へ連れ去られてしまったというのに。お仕事のケーキ屋さんが
忙しいのでしょうか。それともマチオさんの冬物コートと一緒にクリーニングに
出されてしまうのでしょうか。何はともあれ5月19日はきっと原宿へ参ります。
それでは春雨に体を冷やされませんよう、お元気で。かしこ

―――――― 黒色すみれ


ザ・プーチンズ(以下「プーチン」)は、
これまでDIY感溢れるCD-Rで様々な音源をリリースしてきた。
そして今年、遂に街角マチオ氏が言うところの、
「ドカンとした科学技術の粋」を集めたCDをリリースするという。

ご存知のように、CD-Rの科学技術とCDの科学技術では、
ドカン具合に大きな違いがある。
そのためプーチンは、5.19原宿アストロホールでのワンマンライブをもって、
CD制作に集中するために、ライブ活動をしばらく休止するそうだ。

DVD『川島さる太郎の自己破産』でも確認できる
小芝居力や構成力もプーチンの大きな魅力だ。
しかし、それだけならば、巷で人気の小劇団などを
適当にピックアップすれば済む話であるとも言える。
やはり、プーチンをプーチンたらしめているのは、
その音楽的素養だと個人的には思う次第である。

そのため私にとっては、今までのCD-Rのように
「サー」とか「ジー」とか、ノイズの入っていないCDの制作は、
ライブ活動の休止と引き換えであっても喜ばしいニュースなのだ。

とはいえ、CDとはそんなに簡単にできるものなのだろうか?
――そんな疑念をどうしても拭えずにいる。

だって、そうであるなら、
これまでもCDをリリースすればよかったのではないだろうか。
何せ、彼らはプーチンである。

しかしプーチンですら、これまでCD-Rのリリースに甘んじていたのだ。
普通に考えればCDを出せないはずがない。
何せ、彼らはプーチンである。

そこには、CDどころかCD-Rもリリースしたことのない私には、
到底理解できない、科学技術の差に起因する大きな障壁があったのだろう。
もちろんプーチンは、遂にその壁を乗り越えることができるという
確信を得たからこそ、この度の決断を下したに違いない。

とはいえ、油断は禁物だ。
だって、川島さる太郎氏が自己破産するなどと、
いったい誰が予想し得ただろうか?

それに、プーチン自身にアクシデントが起こらなかったとしても、
今夏大規模な節電が必須となった挙句、
テルミンが使用できなくなるかもしれない。

もしもそのようなことになれば、リリースされるCDの内容は
ガットギターの弾き語りに落ち着くことだろう。
それだけならば、ジョアン・ジルベルトのアルバムを
聴けば済む話であるとも言える。

つまり、マチオのボーカル&ギターと、
マチコのテルミンのデュオが見られる、
最後の機会がこの5.19ぷ道館公演であるかもしれないのだ。

プーチンの小芝居力や構成力を好む方や、
プーチンのガットギターと弾き語りを好む方はともかく、
プーチンの小芝居力や構成力や音楽的素養が全て混じりあった、
しりあがり寿氏が言うところの「ユーラシア大陸的な可笑しさ」を好む方は、
メドヴェージェフを質に入れてでも目撃するべき特別なライブなのである。

―――――― ニート気味